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不動産投資初心者が知っておきたい基礎知識

2024.02.14

預金金利の低下や物価の上昇、老後資金への不安などさまざまな理由から資産運用に関心を持つ方が増えています。

資産運用にもいろいろありますが、中でも注目されているのが「不動産投資」です。

 

「興味はあるけど難しそう」「何から始めたらいいか分からない」という方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、初心者が知っておきたい基礎知識を解説します。

 
 

不動産投資とは

まず不動産投資とはどういったものか理解することから始めましょう。

不動産投資とは、土地や建物を購入し、それらを活用して収益を得る投資方法です。

投資の対象はアパートやマンションなどさまざまですが、購入し所有しているだけではなんの収益も得られません。

不動産を適切に管理し運用することが重要です。

 
 

不動産投資において得られる収益

不動産投資で得られる収入は、次の二種類があります。

 

家賃収入(インカムゲイン)

不動産を購入し、貸し出すことで家賃収入が得られます。

家賃のほかにも、礼金更新料などもインカムゲインといえます。

大きな利益とはなりにくいですが、景気の影響を受けにくく、長期的に安定した収入が見込めます。

 

売却益(キャピタルゲイン)

不動産を購入し、売却することで収益が得られます。

不動産の購入時と売却時の差額が利益となるため、大きな金額になることもありますが、景気の変動や不動産市況などによって変動することも多々あります。

 
 

不動産投資のメリット

不動産投資のメリットをいくつか解説します。

 

比較的安定した収入が得られる

不動産投資は、入居者がいれば毎月家賃として安定した収入が得られます。

株式投資のように、日々の値動き気にする必要もありません。

物件の管理業務を不動産会社に委託すれば、時間や手間が軽減できるうえ、管理会社によっては空室保証のサービスを提供しているところもあります。

 

少ない自己資金で大きな投資ができる

一般的に投資に活用する資金をすべて自分で用意しなければなりませんが、不動産投資は金融機関からローンの借り入れを行うことで、自己資金が少なくても始められます。

少ない自己資金で大きな投資ができるレバレッジ効果が高くなります。

投資額が大きい分大きな利益が見込めますが、借り入れを行うことで生じるリスクも念頭に置いておきましょう。

 

節税効果が期待できる

不動産投資は賃貸経営という面があるため、不動産購入時にかかる経費を計上することができます。

不動産所得が赤字になった場合は、ほかの所得から赤字分を差し引くこともできるため、結果として所得税や住民税などの節税効果が期待できます。

また、現金と不動産では相続税の評価額の算出方法が異なるため、同じ資産価値であっても不動産として所有したほうが相続税を抑えられます。

 
 

不動産投資のリスク

メリットの多い不動産投資ですが、投資である以上さまざまなリスクがあることも覚えておきましょう。

 

収入の減少

不動産投資の主な収入源は入居者からの家賃です。

そのため、空室が発生すればその分収入が減少することもあります。

入居者がいても家賃が滞納されれば同様です。

また、建物は年数を重ねると老朽化するため、建物自体の価格が下がることも考えられます。

それに伴い家賃を見直す必要もあるかもしれません。

 

支出の増加

物件を管理するための定期的な清掃やメンテナンスにも費用はかかりますが、築年数が経った物件では老朽化に応じて修繕を行う必要があります。

大規模な修繕や複数の設備交換など、支出額が大きくなる可能性もあるでしょう。

金融機関のローンを利用する場合は、金利の変動にも注意が必要です。

金利が上昇すると毎月の返済額も多くなり、支出の負担が増えることも考えておかなければなりません。

 
 

不動産投資は投資としてのリスクはあるものの、比較的メリットの多い運用方法です。

不動産投資には、投資対象や購入方法、賃貸管理の方法などたくさんの選択肢があります。

まずは基礎をしっかり理解し、自分に合った投資方法を選びましょう。